2013年8月19日月曜日

パシフィック・リム!

観てきました。
2D字幕版ですが、機会があればIMAX3Dでも観てみたいなと(近所にないけど)。
そしてぜひ吹替版で!!

そう思えるくらい、久し振りにスカッとした映画を観た気がします。
何も考えずに楽しめる、という点では近年まれに見る傑作ですね。
「インディペンス・デイ」もそうだったなとか。あれ、何年前…(汗

もちろん好き嫌いもありますし、ちょっとどうなのそれ、とかいろいろ突っ込みたいところはありましたが、自分は1000%楽しんできましたよ!

一緒に行った友人も「面白かった!この映画で正解」と言ってくれました。
本当は他の映画を候補に挙げてたけど、結構自分がこちらをごり押ししたので(謝罪)。


ネタバレ少しと、色々叫んでいるので折り畳みます。




とにかく「ロボット愛」なにより「怪獣愛」にあふれた映画でした。
どかーん、ズキャーン、バッキューンと、最後は大団円!
あといろいろとオマージュが。

「ハリウッドの一流スタッフ(監督をはじめ皆さん)が全力で趣味のために金をつぎ込んだらこうなった」映画ですね(笑)
日本では予算の枠もそうだけど、外野がいろいろうるさいだろうから難しいなと思ったり。

SFを普段観ない、かつアニメにもそれほど詳しくない友人でさえ「ヒロインが「森マコ」、名前からして攻殻機動隊の素子意識してない?髪型もそうだし」と突っ込んでたくらいですが。
…攻殻機動隊、という単語を知っているだけでもあれじゃないかという突込みが来そうですが、それは私が普段から語っていたせいですごめんなさい。
欧米のアニメ好きは「戦うヒロイン=素子(またはトゥームレイダー)」なのでしょうか。

とにかく冒頭の10分でもってかれました!KAIJU!こぇえ!でもかっこいい!そしてイェーガー!
(この単語と後から出てくる生命の壁という名称に進撃の巨人につながっちゃいましたが、今回はただの偶然?)

しかし冒頭の数年間、あれだけの犠牲を出しておいてすぐに「イェーガーV.S.KAIJU」が娯楽になるのはどうかと思う。

負担防止のために二人以上のパイロットの脳と神経を同調させて戦うシステム(ドライブ?)、設定を聞いたときはないわと思いましたが、観るとこれがあったから物語として筋が成り立つんだな、と納得。
しかし三人乗りはどうだったのかしら。
右脳と左脳を三分の一ずつ?
パンフが手に入らなかったのですが、パンフには書いてあるのかな?

お互いの記憶をクロスさせて戦うわけだから、最初から精神的に強い絆がないと無理だ、というのにも納得。夫婦とか親子とか三つ子、兄弟が強かったわけですね。

面白かったポイント
・むしろ主役は変態科学者ず(笑)
 確かに、ガイズラー博士はただの変態科学者かと思いきや重大な鍵を握ってましたね!KAIJUマニアだからこそ、自らを怪獣の脳とドライブさせようという気になったわけですし。
 そして、もう一人の科学者も、最初は反発していたからこそ、和解して共に立ち向かう姿がまた爽快。これは誰かのオマージュですね?誰だったかな。

・司令官かっこいい
 ペントコスト司令官、ただ命令し慧要るだけかと思いきや、やはり最後は闘うのですね!これはいろんな人のオマージュが入っている気がする。

・マコの日本語が片言にびっくり
 最初は驚きましたが、マコは司令官に助けられ、育てられたことで普段は英語で話すようになり、司令官も大事なことを伝えたいときにはあえて日本語を学んで話したんだろうなと。これも二人の絆を描き出す重要なメソッドとして機能していました。そして最後、英語字幕がなかった「センセイ、アイシテマス」。マコが司令官に向けた「センセイ」との言葉は「人生の先生、師匠」という心が込められているような気がしました。
 ここは泣けた。

・ローリーの苦悩と、マコとの絆
 パートナーだった兄を喪い、「壁」の建設業に携わっていたローリーを再び「イェーガー」のコクピットに呼び戻したのは、マコとの絆。これは描写が少なくていつの間に!?という気もしましたが、ドライブする前から何となく納得。

・とにかくKAIJU!イェーガー!
 ごりごりなアクションでもそれがまた良し。

ここからは不満点、というか突っ込みどころ。
 ・KAIJUが学習して人類への対策を練ってきているなら、人類側ももう少し頭を使おうよ
 …人間側の攻撃がストレートすぎて、KAIJU側に裏をかかれすぎ。KAIJUが学習しているんだから、もう少し作戦を立てた攻撃を魅せて欲しい。チームプレイとか。

・ローリーとマコの絆も含めて、行間を読め?ということ?
 もしかして「ロードオブザリング」のようにディレクターズ版が出るなら大歓迎。

というか、死んだはずの闇商人が生きていたり(エンドロールの半ばで判明)、倒したKAIJU達は実は斥候に過ぎなかった、ということは「俺たちの本当の戦いはこれからだ!」ということですね。
次回作、期待して良いんですよね?
というと今作は「序」、次作は「破」で舞台は陸?今回の舞台が海だったので、次が陸…砂漠辺り?そして完結は空=宇宙とか?
と、期待しています。

まあ、こういうSFを観る度に思うのは「宇宙に進出できる技術を持った宇宙人がわざわざ資源が欲しいからとよその星を襲ったりしない」のではないか。
誰が言ったか忘れましたが、米国の何代目かの大統領が宇宙飛行士(だったかな)に
「もし、宇宙人に遭遇したらどうするか」との質問に「勝てっこないから戦わないことです」と。
それだけの技術を持っていて、本気で地球を乗っ取りたいと考えるなら戦争を仕掛けるなんてまだるっこしい事を一切せずに、地球上の人間誰一人気付くことなく、一瞬にして人類を滅亡させているんじゃないかと。
漫画「プラネテス」でも自称宇宙人の「男爵」が言うように、地球人が彼らの意識を高め、自ら銀河連邦に加盟する日を待ち望んでいるのではないかなと。

あくまで自分の想像です。根拠はないですが、それはそれとして、久し振りに次回作が待ち遠しい(自分の中ではほぼ決定)映画になりました。
















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