2013年7月23日火曜日

第23回 参議院選挙

が、終わりましたね。
ぎりぎり前日に期日前投票に行ってきましたが、やはり今回も投票率が低いということで。

ただ、若年層の投票率が低いというのはこれはずっと以前からの傾向で、
「最近の若い者が選挙に関心がないなんて嘆かわしい」と年寄りが言っても「いやいやあんたの世代だって若いころはそうだったやん」となるわけですが。

以下長いので折り畳みます。



今回は「参議院選挙」。参議院議員として当選すると、衆議院と違い、解散がないので6年間、議員で居続けることができる。

無為無策でも、うっかり失言とか下手なことをやらかさない限り、6年間、身分は安泰。その間国民の血税で年間約2000万の収入を得るわけですね(参考:杉村太蔵さんのぶっちゃけ発言)。
そのほかに交通費等、補助が付くということです。政治には金がかかる、というけれど、逆に下手に動かなければ2000万×6。ざっと1億2千万円が任期中まるっと懐に転がり込んでくる。
参議院も衆議院も歳費は同額。

と、ここまでで。
ここから先は自分メモですが、最近議論になっている「二院制度」。要は「参議院はいらん、衆議院のみの一院制にしろ」というのもあるんですが、
なんでそうな制度かっていうと、
衆議院は「4年ごと、もしくはその時勢の民意を反映させるため」
参議院は「衆議院で一度可決しても、ここでもう一度チェックする」ためです。その体質から「良識の府」「再考の府」と呼ばれているわけで、
二院制にすることで「できるだけ民意を早く反映」すると同時に「果たしてそれが正しいのか」チェックする、という機能が働くということです。

これが衆議院のみだと、一度決まったことは覆せず、チェックもできないので衆議院で過半数取ってしまえばあとはもうやりたい放題。

参議院で一度チェックが入れば、再度衆議院に持ち帰り、そこで結局決まる可能性も高いのですが、クールダウンもできるので、見直しが入ることもあります。なので、参議院は一種の「重し」の役割を果たすわけですね。

立候補できる条件を見ても、衆議院と参議院の違いは反映されています。

衆議院議員 日本国民で満25歳以上であること。
参議院議員 日本国民で満30歳以上であること。
(総務省:選挙権と被選挙権について

参議院の任期は6年ですが、うち半数は3年ごとに改選されるので、国民にとっては3年ごとの選挙になります。「あれ?前回私が入れた人が立候補していない」となるのは、そうなるため。

衆議院のように頻繁に解散されたら機能しなくなるので、こういった制度で運用されることは重要かと思われます。

したがって、今回立候補された人たちは「国の政治の安定のために」「良識派として」立候補されたかと思います。

選挙の度に毎回毎回立候補の名乗りを上げている人もいますが。

今回、自分たちが一票を投じた人が誰か。
よくよくそれを覚えておいて、6年後、もう一度審判を下すことを忘れない、というのが私たち有権者の義務だと思います。

一昔前まではネットもなく、議員がどういった活動をしているかを知るためにはその政党の会報を読むか、国会の中継を見る、議事録を読むという方法しかありませんが。

今はSNSで議員自らが発信しているところも多く、また、過去の発言のアーカイブなどもネット上に保存されています(例.ポリタス)。

SNSを活用して議員に直接質問を送ることも可能ですし(あなたに1票入れました、といえば聞いてくれるはず)、
今回誰も魅力的な候補がいないから投票しなかった、というのであれば、3年後に向けて今から情報収集していくこと。

でないと、銀河帝国に敗れる前に自滅した自由惑星同盟のごとく、ヨブ・トリューニヒトの誕生を自ら招きかねないのではないか。
そんなことを考えました。




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