2012年9月12日水曜日

秋の気配が

日中はまだまだ暑いですが、秋の気配が近付いてきましたね。
うちの近所は虫の声が賑やかです。

秋が近付くと思考の秋、というわけではないですが漸く色々と考えられるかなと。


昨日は9.11でした。
あれから11年、そして1年と6ヶ月。

丁度一月前の8月11日は、東北ボランティアで大槌町で作業をさせて頂き、一緒に黙祷を捧げさせて頂きました。

東北ボランティアの活動記録は、「けっぱれ東北!ボランティアライナーレポ」からどうぞ!

ボランティア活動とは別に、自分が受けた印象など。

大槌町は、あれから1年以上経ったのに、どうしてまだこんな状態なのかと。
部外者がそう感じたのだから、当事者の人達にとってはなおのことでしょう。
翌日向かった陸前高田市はなお衝撃的だったのですが。

寄せ集められただけで、片付けられない瓦礫の山。
元は住宅地だったろうに基礎ごと流されてしまい、荒れ地となっていた町。
半壊して骨組みが露わになった役場や商業施設。
7万本の松林の中、ただ一本残った松の木。

そして。
多くの人が避難していたのに、すべて流されてしまった公民館。
内部は残骸がそのままに、避難してきた人達が乗ってきたであろう乗用車には、
名も知れぬ花が咲いていました。

それでもその中で、歯を食いしばって頑張っている人達が居る。
自分たちはそこにいって、どれだけ応えられるのかと考えてしまいましたが、皆さん一様に「来てくれるだけで有り難い」と。

その一月前にも訪れた七ヶ浜でも同じように言われましたが、今回は本当に胸に迫りました。
作業自体はなんとか猫の手くらいにはなれたかな、と思います。

ありがとうございました。

いつかまた訪れるためにも、今、目の前のことを精一杯やっていきたいと思います。

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