2012年1月11日水曜日

歌川国芳展と歌川広重展

8日の日曜日は、歌川国芳展と歌川広重展のはしごしてきました。

普段、美術鑑賞といってもそれほど知識があるわけではなく、作品をぼんやり見てああ、この絵好きだな、綺麗だなくらいしか感想を持ちませんが。

今回は珍しくBS朝日の「時をかける浮世絵師〜歌川国芳・江戸にスカイツリーを描いた男〜」の録画を前日に観て予習してきました。

以降は続きから。



それなりに知識を持って観るとまた面白い物ですが、そういったものを抜きにしても歌川国芳、という絵師の作品は本当に素晴らしかったです。
芸術家、というよりあくまでも職人という立場を貫いて見える生き様と、天保の改革という逆風吹き荒れる時代を逞しく生き抜いた力。

芸術家であり職人である、その魂に真っ当に忠実に生きたのだと改めて感じました。

上にあげたBS朝日の番組も去年観た「美の巨人たち」との特集とはまた違った角度で面白かったですし、なにより山本耕史さんのナビが素晴らしかったです。

今回の展示は前期・後期と分かれているため、すべての作品が観られるわけではありませんが、母が観たいと言っていた「みかけはこゐがとんだいゝ人だ」
写真などで見ましたが、実際に観るとその繊細さ、ユーモアに溢れた絵に驚かされます。
ダイナミックな構図と色使いに驚かされた「宮本武蔵の鯨退治」
本領発揮ともいえる、今回の初公開「たとゐ尽の内」猫が好きな国芳らしい作品とのことですが、面白いですね。

その他にも風景画や戯画など、また観たい作品がいっぱいあります。
前期中にもう一回…厳しいでしょうか。

可能ならば仕事休んで、平日の午前中にでもゆっくりいきたいですね。
その時は音声ガイドも借りて(山本耕史さんの音声ー♪)。

その後、併設されていた森美術館の「メタボリズム展」を観て(面白かったんですがなんだか疲れた)、展望レストランで海抜250メートルの景色を眺めながらのランチを堪能してきました。

写真はInstgramに掲載していますが、東京タワーもスカイツリーも、なんというかいつも下から見上げている建物を、横から見ているというのも不思議な気分ですね。

その後はサントリー美術館で歌川広重展いってきました。
母曰く「なんか落ち着く」とのこと。
歌川国芳、歌川広重。
ほぼ同時期に活躍し、また同じような仕事を請け負っている筈でしょうが、その二人の作品を見比べることができるの、またとない良い機会でした。

これも機会があればもう一度ゆっくり観たい物です。。。

それにしても、初めての六本木。
同じ六本木でも、六本木ヒルズとサントリー美術館のある、東京ミッドタウンは雰囲気がまったく違ってその比較もまた、面白かったです。



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