SHERLOCK 忌まわしき花嫁
ありがとうチーム・シャーロック…!ありがとう角川、TOHOシネマズ、関係者の皆々様…!!
だったんですが。
そんなこんなで、19日、20日、21日と三日連続一回ずつ、別々の友人と行ってきました。
たとえているなら、
・「ガンダムもマクロスも知らない人にいきなり「マクロスFのサヨナラノツバサ」を見せる
・小野不由美先生の「ゴーストハント」シリーズ未読の人にいきなり「悪夢の棲む家」読ませる
とかね…(一緒に観に行った視聴済みの友人曰く、こっちの方がまだまし、とのことでしたが)。
あとはスター・ウォーズep4、5観ていない人がいきなり6観ちゃった!かな?
最新作のep7は、単独でも十分楽しめますよね。
スピンオフではなく、完全に「シーズン3.5」でしたね!
冒頭でいきなり「これまでのシャーロック」流れたときは本当にどうしようかと…!
しかもあの展開。
ということで、ネタバレ感想行きます!
ネタバレここから↓
冒頭のモファット先生のセット及び小道具紹介は一度観れば正直おなかいっぱいでしたが(^_^;
こだわりが知れて楽しかったです。
うん、分かったよ世界最大同人「SHERLOCK HOMES」の最大手サークル、壁サークルつまり神サークルは貴方たちですわ…!!
ええ、もう一生ついて行きます。
そしていきなり「これまでのシャーロック」!
うわー…。ファンには嬉しいですが。
これから観る友人にとってはネタバレもネタバレで。一人うわーうわーって心の中で叫んでました。
美味しい場面全部詰めてきましたね!
あのシーンとかあんなシーンとか!
そして1895年。ジョンのblogのカウンターがエラーになったときの数字でもありました。
「黄金時代」。
冒頭のアフガン戦争での軍服姿のワトソン先生!
いきなり撃たれて味方に引きずられていくところとか素敵(おい
そして二人の出会い…!
やはり二人を結びつけたのはマイク・スタンフォードその人。
ここで
なんですね…!ほほううう。
あと
キャストの説明もあって良かったです。
いきなりメアリーが出てくるのにびっくり。
香水で気付いたシャーロック、というのはやはりBBC版S3E3から。そこも現代版とシンクロ。
で、二人が口論している間、SHERLOCKがバイオリンで弾いているのは、彼が作曲した二人の結婚式のためのワルツ…!やはりベースが現代版SHERLOCKだから。
というか、どんだけジョンとメアリーの結婚悔しかったんだよシャーロック…。
その時の記憶からでしょうね。
ただ、ジョンとメアリーの喧嘩、ジョンの上から目線が気になります。
うーんヴィクトリア…。
で、レストレード!うああああい、なんだよそのもみあげ〜〜!!
でも、Dr.Watsonのお髭が「読者受け」であるように、レストレードのもみあげもある意味視聴者サービスなんでしょうか。
レストレードが語る事件の顛末はいつも以上に視覚効果を使ったスリリングな演出!もうここだけでアドレナリンどば〜〜!!!
それにしても「忌まわしき花嫁」こと、エミリア・リコレッティ。
化粧もですが、あのしゃべり方も怖い。
確かにホラーでした。
そしてあの歌って元ネタあるのかな?
もう一つの事件の舞台、「アヘン窟」。
まあ、この頃はちょっとした社交場ですよね。
S3E3でも冒頭で似たような場所が出てきたのがびっくりです。。。
それまでBBC版SHERLOCKは麻薬に手を出す代わりにニコチン中毒だけだと思い込んでいたんですよね。
しかし朝に妻が自殺してその旦那はアヘン窟で遊んでからモルグへ?
ここがひっかかったのですが、…まあ、つまり夫婦の関係ってそんなもんだったのかな。
そして「ショットガン結婚式!」こわ!!
…本当、旦那、奥さんに何やったんですか。
まあ、ショットガン結婚式って俗に言う「できちゃった婚」らしいんですが。
そしてモルグ、まさかモリーが男装で出てくるとは!(ここも伏線だったんですね)
アンダーソンは部下か。
モリーの突っ張り具合が、なんだか昔懐かしい雰囲気がします。ビー○ップハイスクールに出てくる突っ張り女子高校生?
(あっ年代がっ)
そんなモリーも可愛かった♡
SHERLOCKに意地張っているところを観ると、告白したけど振られた?
それにしても何でアンダーソン、気付かないんだ…。
ジョンが気付いたのは職業柄なんですかね。というかやはり、女好きだからか。
でもって、その後類似事件が続くと。
そしてまた、ワトソンがいないのにワトソンに話しかけちゃうシャーロック…!
レストレードさん、呆れつつも…。
そしてワトソン家、奥さんも不在で主人がメイドに馬鹿にされているって構図、この時代良くある光景だったんですかね。
なんかヴィクトリア朝のDr.ワトソンは小物臭が(^_^;
いや、大好きなんですけどね?
それにしてもメイドさん、仕事出来なさすぎ…。
ジョンはともかく、メアリーは良いのか。。。
そして新作読んで感想が「私の出番は?」って。ハドソンさんと一緒かあ。
でもって、あの電報も!文面はいつも同じ。
"COME AT ONCE IF CONVENIENT.
IF INCONVENIENT, COME ALL THE SAME."
そして直ぐに応じて行ってしまうワトソン。
原作ではちゃんと自分の留守の間、代理の人に病院お願いしていましたがこのワトソンさんはやってなさそう…。
そして出た−!ディオゲネス・クラブ!
そうか、名前の由来はそこからなんですね〜。なるほど!
手話でのやり取りが楽しかったです。頑張りすぎてあほなこと言っちゃうワトソン…。
そして、マイクロフト…!
うわあああああああ。原作以上にドイヒーな事に!
いや、ここは現代で行きましょうよ…でもこの当時、肥満であることは富の象徴でしたし、それにしても賭って。
そしてこの特殊メイク凄い。
この会話はやはり伏線ですね。
…でも、このシーンと、終わりのシーンを観ると、マイクロフトは自らの死を覚悟している?うわああああ、嫌だ〜〜っ。
カーマイケル夫人の語る、怪異譚。「オレンジの種5つ」の予告(そういえばこれも原作からですが、元ネタはなんだろう)、そして現れた「花嫁」。
あのヴェールをめくる前に、ユースタスさんは気絶しちゃいましたが、実際は誰だったんですかね?
初めて観たときはあの「歌」が聞こえたときとか、カーマイケル夫人の背後を通り過ぎる花嫁が怖かったんですが、二回目以降はなぜか、笑いを堪えるのに必死でした…。
そしてまさかの!「M」はマイクロフトだから予想はしていましたが、あっさりネタばらしにびっくり。ここはマイクロフトが台詞だけで、姿を見せずミスリードにして欲しかったな、と。時間の都合上でしょうけど。
そしてユースタスさん、あんなに怯えてたのに、ホームズやワトソンを頑なに拒んだのは、やはり貴族らしく「死」よりも「不名誉」であることを知られることを恐れるんでしょうか。
この前NHKの「海を渡ったプリンセス」観て知ったのですが、当時持参金のために、イギリス貴族達が資産家のアメリカ人女性達と結婚したように、カーマイケル家もそうだったのかと。
一部の不幸な女性達は結婚の前に自分の物をすべて奪われ、無一文で放り出されたと聞きましたが、そのことだったのですかね。
で、エミリアはユースタス・カーマイケルに捨てられ、その後リコレッティと知り合い結婚したが、虐待を受けていた…ということでしょうか。
そして、何らかの切っ掛けでそれを知ったカーマイケル夫人と協力した…?
それにしても、深夜のワトソンとホームズの会話。なんだかむず痒いものがありますが、やはりあれは「シャーロックが常にジョンに言われていた」ことなんでしょうね。
そして、またこういう会話がしたいというシャーロックの願望?(笑)
なんだかんだってこういう風にジョンがシャーロックを心配していて、それを実感できるのもシャーロックにとって幸せだったのかな?と。。。
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