2010年10月18日月曜日

10/17於保先生講演会

文章にまとめる能力が枯渇しているので(笑)
とりあえずメモ書きをそのままアップします。

端的にまとめると、
・病気の極意はマイナス思考、自責の念が強い傾向の人ほど病気に罹りやすい
・健康の極意はその反対。プラス思考と、自画自賛ができる。
自分の名前「××ちゃん大好き」と一日数回(出来れば五分おき)声に出して言う。
これがポイントでした。

長いのでお時間のある時にどうぞ



於保先生の経歴など
精神科や内科などという枠内に囚われず、人間全体を診る人間科でありたいとのこと。
そもそも「医学」とは人間の病を治し、人を幸せにするにではないか?現代の医学は所詮「各器官、臓器、細胞」のみ人間自身や人間の悩みとどう向き合うか、については触れない。
医学哲学やターミナルケアというのもあることにはあるが、それも医学部で6年間学ぶ内のほんの数時間に過ぎない。

人間そのものから乖離している医学ではなく、人間を全体として診たい。
そのためにいろいろ探してみる。
まずは漢方医学でこれは生活に根ざしているから、自分の目指す方向と近いのではないかと思ったが主流の考えにならないように感じた。また、海外で漢方医学が盛んになり、それを日本が取り入れるようになったがこれは距離を置いた方が良いと感じる。

・心療内科について
本来は心身症を診るところ。心身症が元来ノイローゼや鬱とは違い、内的要因が身体に与える影響を診るところだった。
それが精神科と呼ばれることを嫌った医師が精神科を神経科と呼称するようになり、最近では神経科も忌避される呼称なのでそれが心療内科とも呼ばれるようになった。元来の心療内科と精神科は別の物だが、現在は混同されている。
心療内科で学ぼうとした物の、全体ではないと結局精神科と内科を両方勉強。
まず精神科を一年半、次に内科を一年半。

結婚した妻の実家が名古屋で喘息専門医院を開業していた。
喘息治療には興味がなかったが、手伝うことになり週一回名古屋まで通っているうちに自分が目指している方向と同じではないかと思えた。
現在の治療は臓器としての肺を治す、実際は喘息の治療ではない。
養父は患者から埃やダニを一袋50円で買い取って、研究していたが結論としてそれが根本原因ではないと分かった。

喘息は自然治癒はあっても医学では治せない病気。
育ち方、行き方、生活を変えることで治癒する。

全国から患者がやってくるので、於保先生自身が東京で分院の院長を十年間務めた。

そして、現在の於保クリニックを開業。
今に至る。

・講演の内容
病気と一番関係しているのは生き方。

精神(神経)免疫学
心と免疫は脳を介して関係している。
現代科学では「心」「免疫は関係ない」と教えられ「病は気から」といったジンクスは迷信だとしている。

最近では関係のあることがわかってきた。

鬱病
かかったからこうなった(この症状が出ている)のか、元々こうだからこうなったのか、わからない。

デプロスペクティブ—後から研究
プロスペクティブ—前もって研究

(有名な実験)
健康な男女数千人を面談

A.前向き・攻撃性
C.内向的、大人しい、我慢強い、人がよい
B.その中間

三タイプに分けたこの人達が、十年後どうなったか調査

C→ガン患者が多い。
C型性格(がん性格)
感情と共に免疫を押し殺してしまう。

Aの人、タイプA
→心筋梗塞、狭心症になりやすい
A型行動パターン(血液型とは関係ない)せっかち、常に時間に追われている

中間のBタイプ
健康な人が多い

タイプAとタイプCは生活を直せば健康になる!
→サイモントン療法

Aタイプの人の例
一度心筋梗塞で倒れたが、その後人が変わって穏やかになった。そのお陰で二十年以上経った今でも元気で生活している。

病気になる人の特徴(病気の極意)
・マイナス思考
・自責傾向(人と自分を比較し自分を責める)

通常はこのようでなくても、土壇場になると殆どの人がこうなってしまう。

健康の極意はこの反対
・プラス思考
・自画自賛をする
(普段からその練習をすることが大事)

練習方法
「今の自分が大好き」と自分に言うこと

自分で「ばかばかしい」「恥ずかしい」と思う人はCタイプ

「自分を甘やかしている」と思うのはAタイプの人

例.
白の紙でも、赤いサングラスをかけてみると赤く見える。
赤いサングラスをかけていること自体、忘れて白い紙をみるとやはり赤く見える

かけていることを意識していれば、「今は赤く見えているけど本当は白い」と知っている。

実は「サングラス」が「今の自分が大好き」といった時の診断方法。

認知行動療法

サングラスをかけていることに気付かせてあげる

生き方を直して病気を治す

病気になる前からこの視点を持つことが大事

最悪の自分を大好きと言えるか

子どもの自分を温かい目で見ることが出来るか

冷たい先生が子どもの時分を見ている視点か

その関係が一番問題

大人の自分も子どもの自分もどちらも自分。仲がよい関係であれば良い

以下の人が当てはまる
・ユーモアがある
・おおらか
・自然体
・個性的
→のびのび、自体顕照
ありのままで自分を輝かせる

「最悪の自分を大好き」という

自分の下の名前で「XXちゃん大好き」という

子どもの頃の自分をイメージし、敢えて声に出す。
心の中でだけ呟いていたら消えてします。

出来れば五分に一回
落ち込む、具合が悪い時に特にやる。

思っていなくても口先だけでも良い。
落ち込んでいてきつい時は、「XXちゃん大丈夫」「XXちゃんこのままで良いよ」

「これじゃ駄目だ」は×

「××だーい好き…」
ゆっくり心を込める。
ナルシズムとは違う。絶好調な自分は大好きであるが最悪の状況では大好きとは言えない。

ターミナロジー(死の学問)
自分の死を類推できる

死というのは、最悪のことが出来て死ぬもの。
生態的に人間は120歳〜150歳まで生きられる筈なので、それ以前に死ぬことは病死であり、それ以降は老衰といえる。

「せっぱつまった時の態度」は千差万別だが、人によってパターンが決まっている。
つまりその人の本性。
それがその人の死に方。
逃げ続ける人は死に面しても逃げようとするし、人のせいにする人は恨みながら死んでいく。
人は生きたように死ぬ、というのはそういうこと。
日頃感謝、大好きと喜んでいる人はその通りに死んでいく。
「生も歓喜、死も歓喜」の本質

例.宮本輝先生
ある時居酒屋で酔っ払って転んだ。その時「俺は俺のことが大好きだ−!」と叫んだ。

そういう風にどうか生きていって下さい。


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